新刊の打ち合わせ

のため、文京区白山下にある製本所にいってきました。大略伝えたあと、すこし雑談。少し前、藤原新也氏のブログで話題になっていた自費出版系出版社の仕事を受けていたが、値段の安さ、作業を無視した仕事内容などで、いまではやっていないとのことでした。
現在、自費出版の出版点数にしめる割合は非常に高いときいています。おそらく、印刷・製本業界は自費出版がないとかなり厳しい状況になるのではないでしょうか。32ページとか薄い上製本を少部数つくるため、高さ数十センチの刷り本をとりに印刷所へトラックを出し、芯ボールの断裁、表紙貼りや折り本を外注しなければならず、それなのに値段は安い。さらには、過度に仕上がりに神経質などなどホントに大変だったといっていました。なにより作業の流れや内容を無視した注文に泣かされるようです。
とか書きながら、仕掛かっていた自費出版の版下と表紙データを印刷所にいれました。表1、2は2色、表3は4色、本文はB5判で28ページで200部。弊社の請求金額は、、ここでは書かないようにしましょう(笑)

今日の音楽はHMVに注文していたペーター・マークというスイス生まれの指揮者によるブラームス交響曲第一番(ノダメでもライジング・スター・オケがやっていました)。イタリアの放送局のオケを振った実況録音盤ですが、ゆったりとしたテンポの中にも緊張感がみなぎりこれは素晴らしい演奏でした。一緒にはいっていたアルト・ラプソディも出色の名演だと思います。